木造住宅の耐用年数について!木造住宅のメリット・デメリットもご紹介

木造住宅の耐用年数について!木造住宅のメリット・デメリットもご紹介

一戸建て住宅を購入する場合には、多くの方は木造住宅を選んでいます。
しかし、木造住宅とはいったい何年住むことができるのか気になるところです。
今回は、木造住宅の耐用年数とはどのくらいなのか、木造住宅のメリット・デメリットもご紹介します。

木造住宅の耐用年数とは?

木造住宅の耐用年数には、「法定耐用年数」「物理的耐用年数」「経済的耐用年数」などがあります。
「法定耐用年数」とは、「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」に定められた、課税の公平性を図るための基準で、木造住宅の法定耐用年数は22年です。
住宅は時間の経過などによってその価値が減っていく資産だとみなされており、あくまで税務上の目安なので、実際に住める年数とは違います。
「物理的耐用年数」は建物の構造材の物理的原因や科学的要素による劣化を基準とした耐用年数で、「経済的耐用年数」は物理的な面に市場価値を含めた耐用年数です。
耐用年数にはさまざまな基準がありますが、実際には22年を超えても快適に暮らせる家は多く、適切なメンテナンスをおこなっていれば、築30年を超えても住み続けられる家もあります。

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木造住宅のメリットとは

新築一戸建て住宅で木造住宅を選ぶメリットの一つが、気密性の高さです。
木造住宅は耐震性を担保するために、鉄骨造にくらべて壁や柱が多い傾向があります。
そのため、壁が多く、窓が小さく少ない間取りになり、家全体の気密性が高まります。
さらに、木造住宅は建てるときの費用が安いのもメリットの一つです。
木造住宅は鉄骨造にくらべて材料費が安い点や、工期が短くて済むため建築コストを抑えることができます。
ほかにも、木造住宅は耐火性にすぐれている点もメリットといえるでしょう。
建築などに使用する太い木は熱伝導率が低く、木の内部まで燃えるのに時間がかかるため、万一火災が起きても構造体の中心は残る場合が多いです。
一方、鉄は熱伝導率が大変早いため、温度が急激に上昇し、住宅を支える鉄骨が熱で折れ曲がって家全体が崩れてしまう恐れもあります。

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木造住宅のデメリットとは

木造住宅のデメリットの一つは、住宅の品質にばらつきが生じやすい点です。
木材は管理状況によって品質が変わりやすく、さらに建築現場で職人が木材を加工するケースもあるため、職人の力量が家の仕上がりを大きく左右する可能性があります。
また、木造住宅は木を用いて建てるため、防音性が低いのもデメリットです。
交通量の多い道路に面している住宅や、室内で楽器を演奏したいと考えている方なら、床や壁などに防音対策を講じておくと良いでしょう。
ほかには、木造住宅のデメリットとして、木材を食べるシロアリなど害虫被害を受けやすい点も挙げられます。
防蟻処理された木材を利用したり、定期的に防蟻薬剤を散布するなどの対策をおこなっておくと安心です。

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まとめ

木造住宅の法定耐用年数は22年ですが、これは税務上の基準であり、実際に住み続けられる耐用年数とは異なります。
木造住宅のメリットとは、気密性の高さ、費用の安さ、耐火性にすぐれている点です。
木造住宅のデメリットは、品質のばらつき、防音性の低さ、害虫被害を受けやすい点です。
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