賃貸物件の退去時にチェック！フローリングの原状回復について解説

賃貸物件を退去する際には、入居したときの状態まで戻すという原状回復が原則となっています。
その中でも傷がつきやすい上に経年劣化もするフローリングは、どこまでが原状回復の対象となるのでしょうか？
今回は、原状回復とは何かをご説明したうえで、フローリングの原状回復について解説します。

賃貸物件の原状回復とは？

賃貸物件を退去する際には、借りた居室を入居したときの状態に戻して大家さんに返す義務があります。
これを原状回復義務といい、汚れや損傷が起きた理由によっては入居者の責任として、原状回復費を負担することになります。
原状回復費は、入居時に支払う敷金から差し引かれるので、新たに支払う必要はありません。
しかし、損傷があまりにも酷い場合は、追加で費用が請求されることもあるため、気を付けましょう。

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フローリングの傷が経年劣化と認められず入居者負担になるケース

経年劣化と認められる損傷であれば、入居者負担になりません。
生活を送るうえで発生するような劣化は、自然消耗とみなされるため入居者に責任がなく、修繕費を請求されないことがあります。
経年劣化に該当するのは太陽光による日焼けや、家具の設置により跡がついた場合などです。
一方で入居者負担となるのは、入居者が過失もしくは故意にダメージを与えた場合をはじめ、注意を怠ったために物件を汚損した場合が対象です。
フローリングに関しては、水やコーヒー、ジュースなどの液体をこぼしたまま放置し、それが原因でシミがついてしまったり、カビが生えた場合などが挙げられます。
その他にも、窓を開けっぱなしにしたために雨が吹き込み、フローリングが変色したり、家具の移動時に引きずって傷がついたりした場合も対象となります。

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フローリングの原状回復の相場はどのぐらい？

フローリングの原状回復でかかる費用は、どんな傷がついているかによって大きく異なります。
傷やへこみの補修であれば、およそ8,000円～6万円です。
張替えであれば1畳につき2～6万円の費用が相場で、使用する床材や依頼する業者によって幅があります。
なお、フローリングは1箇所だけ変えると他の箇所の色ムラが目立つ傾向にあります。
そのため、張替えは全面おこなわれるケースが多いことを覚えておきましょう。

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まとめ

原状回復とは、退去する際に居室を入居時の状態に戻すことを指します。
フローリングに故意につけた傷や注意不足による損傷の場合は、入居者が原状回復費を負担することになります。
張替えとなった場合は、全面おこなわれるケースが多いことを覚えておきましょう。
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