賃貸物件の避難はしごの設置基準とは?種類や使い方についても解説

賃貸物件の避難はしごの設置基準とは?種類や使い方についても解説

多くの賃貸物件で設置されている避難はしごですが、どのように使うものかご存じの方は少ないでしょう。
普段使用する機会はなくても、使い方について知っておくと万が一の際に命を救うことになるかもしれません。
そこで今回は、賃貸物件の避難はしごの設置基準や種類、使い方について解説します。

賃貸物件の避難はしごの種類

賃貸物件に設置されていることの多い避難はしごの種類は主に3つあります。
固定はしごは、建物の柱、床、梁などにボルトで固定されているタイプのはしごです。
固定はしごのなかにも常時使用できるタイプと、伸縮性のものがあります。
立てかけはしごは普段は収納されており、緊急時に取り出して壁に立てかけて使うタイプです。
つり下げはしごは、上からつり下げて使用するタイプのはしごです。
つり下げはしごのなかにも、伸縮式や折り畳み式、ワイヤーロープ式などの種類があります。

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賃貸物件での避難はしごの設置基準について

消防法が定める建物用途、収容人員、階数の条件に当てはまる建物は、避難はしごの設置が義務付けられています。
そして、建物の高さや面積によっては、避難経路が二方向になければいけないなどの規定もあるのです。
また、避難上有効なバルコニーがあるかどうかによっても避難はしごの設置基準が異なっており、細かい規定が定められています。
そのため、管理者が設置する際は専門家への相談が必要です。

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賃貸物件に設置されている避難はしごの使い方

緊急事態が生じた時に覚えておくと良い、避難はしごの使い方を4ステップで解説します。
まず蓋を開け、収納場所から取り出します。
2番目に蓋を固定される位置まで全開にしてください。
3番目にはしごのストッパーを手や足で外し、下に降ろします。
最後に、はしごを使って下まで降りましょう。
どのタイプのはしごにも、人が下りる側の表と壁面に接する側の裏があります。
表裏を間違えた状態で使用すると事故が起こる可能性があり大変危険であるため、よく確認してから使用しましょう。
平常時は、避難はしごの上に物を置かない点にも注意が必要です。
ベランダの物が多く通行しにくい状態になっている場合は、避難はしごまでの経路を確保できるよう整理しておくのがおすすめです。
緊急時に焦らず避難はしごを使用できるよう、事前に準備しておきましょう。

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まとめ

賃貸物件に設置されている避難はしごには、主に固定式、立てかけ式、つり下げ式の3種類があります。
消防法により、建物の用途や規模によって避難はしごの設置基準が定められています。
緊急時にスムーズに使用できるよう避難はしごの使用方法を把握しておき、取り出しやすい状態に整えておくことも大切です。
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